夢を信じて

今日はちょっと小学生時代のクラスメート5人と逢って、飲んできた訳ですけど
そこで、俺って順調に大学生やってれば、もう社会人になってたんだよな、とか
初めて気付く辺り、俺って駄目人間確定!こんばんは浅葱璃苑です。



何つーか、皆、すっかり駄目人間ロード驀進中の俺とは違う感覚を持ってて、
色々と激しくカルチャーショックを受けてきました。
例えば、俺にとって「ハロワ」と言えば、「ハローワールド」の事なんだけど
皆にとっては「ハローワーク」の事なのね。璃苑さんビックリ(←それただの現実逃避)
あといい感じに酔いが回ってきた時にいきなり「お前、Fateしたか?」とか言われて、
咄嗟に「応!藤ねえに一生ついていく所存!!」とか口走りそうになったけど
意味は違うらしいです。(なんか童貞を棄てるとかそーゆー意味だそうです知らんかった)
最近何してるっていう話題になっても俺みたいに「プチタークが仲間にならんねん」とか
口走るヲタは一人もいません。昔は魔神英雄伝ワタルについて熱く語り合ってたのに。


そんな中、違う意味でカルチャーショックを受けさせてくれた問題児が一人。


仮にここではH君としておく事にしましょう。
彼は昔から漫画好きで、絵もクラスで一番上手かったので、漫画家を志望してました。
またクラスで1,2を競うような秀才でもあって、中学も皆とは違う所にいきました。
中学、高校と順風満帆に優等生の道を進んだH君だけど、漫画家の夢は棄てられず、
大学進学を棄てて、漫画家修行をするべく、代々木アニメーション学院に入学!
彼の親御さんもその辺、理解があったみたいで全く反対はされなかったらしいです。
まあ正直、勿体ないとは思いますけど、人の夢をどーのこーのと言う気はないです。
俺もゆかりんと恋愛結婚!」という限りなく不可能な夢を諦め切れない者として。
でもH君は入学後半年もせずして中退、現在は適当にバイトだけして、プーしてるとか。
何故、彼がそこまで切望した漫画家への道を諦めるに到ったのだろうか――?
俺は聞いてみた。すると、こんな答えが返ってきた。












「だって周りヲタばっかでキモすぎなんやもん」
「『自分、12人の妹の中で誰が好き?』とか聞かれたりするのきつかったし」
「言葉も訳判らないの多いし。鍵って何?葉っぱって何?って感じでさ」
「だからなんか自分が求めてる物と違うなーと思って、だから辞めたんやけど」













いや、それ激しく当たり前だと思うんだけど。
ヲタが嫌いなら何故普通の美大じゃなくて代アニにいったのかよく判らなかった。
そう思った俺達一同は「ちゃんと調べた上で入学したのかお前?」と聞いてみた。













「勿論、資料請求もしたし、何度か見学にもいったよ」


「でもマジでエロゲキャラとか声優と結婚すると思ってる奴が跳梁跋扈してると思わなかったし」













――俺は黙って、栓抜きでHを殴り倒した。