ヘラクレス子
今日病院にいったら、受け付けの看護師さんの名前が「堀江由香」と「中村ゆかり」だったよ。
思わず某氏にメールしたら「それなんてエロゲ?」とか返ってきた。
確かにアイドル声優の名前をもじったキャラが出てくるエロゲとかエロ漫画って結構多いよな。
例えば、そう、うかりたんとるいたんとか。(肉の天使舞い降りて)
まあそれはさておき、訳あって暫く入院してたので、すっかり更新が滞ってしまってすみません。
(2週間の入院で2ヶ月も更新停止してたのは何故?とか突っ込むの禁止)
今では抜糸はまだだけど、跳んだり走ったり激しい運動が出来ないだけで、あとはすっかり健康体。
四月一日(ワタヌキって読むな)のリリカルパーティーにも出れそうです。激しいヲタ芸は無理だろうけど。
今週から職場復帰も果たしましたよ。
……でも、退院後の出勤初日でいきなりヤバい客と出くわした俺の巡り合わせは流石だと思った。
今、デイリーで特定のお菓子を二つ買ったらマグカップが貰えるキャンペーンをしてるらしいんですけど、
お客さんがその菓子二つとマグカップの箱を持ってきたので、レジ打って、袋に入れてやった訳で。
それで終わりかなーと思ってたら、そのお客さん、店の端っこでそのマグカップの箱を開けるといきなり、
「■■■■■■■■■■■■■■――!!」
いきなりバーサーカーみたいな文字で表現出来ない雄叫びを上げ出した。
ああ、おかしい人なんだ。春だなぁ……とか思いつつ、関わり合いになるまいと放置してたら、
そのヘラクレス子さん(仮名・多分二十代女性)おもむろにケータイを取り出して、親に電話。
「お母さん、この店、マジむかつく。詐欺られた。弁護士雇ってよ!」
ゑ、何スか?その「お兄ちゃんどいて、そいつ殺せない」みたいな展開。
勿論俺はお釣りを誤魔化てない。念の為、レシートと貰った金額をチェックしたけど、間違えてない。
親も電話越しで必死でなだめてるっぽいけど、
「一生のお願い、弁護士雇って!」
「絶対勝つから!白黒付けなきゃ気がすまない」
俺、関わるの嫌だから放置。
「店員、あたしの事、無視するんだよ!」
「いくら話しかけても、無視するし!」
え、あのコードギアスの新しいOP(解読不能)は俺に話しかけてたんですか?
と、この辺まで来ると、親との会話から、何故このヘラクレス子さん(仮名)がここまでキレてるのか
おおむね事情が飲み込めてきたんですけど。どうもこっちに非があるっぽいです。
キャンペーンのマグカップ、俺は何も知らずにそのまま袋に入れたんですけど、どうもそれはサンプル用の
空箱だったみたいなんですね。だから俺が中身を抜いたとか詐欺ったって事になっているみたいです。
勿論悪意があった訳じゃないとは言え、確認を怠った俺の責任。病み上がりなんて言い訳にもなりません。
ただそういう場合は店員に言ってくれたら、丁重に謝罪して、ちゃんとしたのを渡しますけど……
でもここまでキレてると、こっちから話しかけるのは無理ですよ流石に。
まあそんな訳で放置を続けてると、いきなり親にもキレ出して。
「■■■■■■■■■■――!!」(バーサーカー再び)
「お前、あたしの保護者だろ!!」
「お父さんとは話してない!あたしはお母さんと話してるんだ!」
……どうやら電話の先のお母ん、逃げて、旦那さんに代わった模様。
そういや俺も反抗期の頃、お母んに逆ギレして、仕事から帰ってきたお父んにキレられたりしたなー
「判った。じゃもう一度、店員に話しかけてみる」
「げ、こっちに来るのか」と思いきや、奥の従業員入り口を何度もノックするヘラクレス子さん(仮名)。
もちろん応答はなし。
「■■■■■■■■■■――!!」
「やっぱり無視しやがった!この店、マジむかつく!潰さないと!」
誰かタスケテー!!
こっちが間違えた以上、「マグカップ一つでそんなキレなくてもええやん」などと無責任な事は言わないけど、
せめて、普通にクレーム入れて下さい。そんな怨霊とか夜叉みたいな眼でこっち睨むのやーめーてー!
「確かに……レジの所で話しかけてはいないけど……」
お、少し冷静になってくれたか。Fate的にはBGMはローレライですか?
「でも客がこれだけ困ってる様子見せたら、普通話しかけるでしょ!!!」
ヴァ!!また狂化したよー!もうそろそろ泣きたくなってきたよー!さっさと帰りたいよー!
なんつーか、別に、アレを倒してしまっても構わんのだろう?(無限の剣製)
で、最終的には親にも電話を切られたらしく、ブツブツ愚痴りながら、こっちを思いっきり睨みつけて、
「バルス!!」
弁護士を雇えなかったから、ラピュタの滅びの言葉で店を潰そうとして去っていったと。
それにしても、これで終わったとは思えないんですよね、俺。
もしこれで怨み続けて、後日包丁で襲い掛かってきたら、やばいですよ。だって俺、今は走って逃げれませんもん。
生き残るには真剣白刃取りしかないという事実。或いは鬼隠し編の圭一みたいにバット持ち歩くべきか。
次回まで生きてたら、唯一見舞いにきたN君の話を書きます。